暫定の採点

今後、しばらくはその「単純な手法」は通用しなくなると思う。二度目は飽きられ、そのうち嫌悪される。後任者が真似をするならば、前任者以上の能力が要求される。政略、手段としてその限りにおいては巧みなものであった手法も、よりつまらない、機微を捉えないものに変わればマイナスになる。そればかりか、上記の引用にあるような警句の助けを借りて、民主的な政治に対する裏切り行為と見做され、デマゴーグとして摘発される対象となりかねない。ただでさえ、現在少なくない人の内心にその手段に対する自然な反動を形成している。こういった自然な反発心は、恐らくいかなる政治的手段を用いる場合であっても避けられない。

http://d.hatena.ne.jp/Schuld/20060513/1147531789

悪くない考察だったのではないかと思う。
政治のように何が正しいかが確実ではない物事ならば、正当性を主張する際に、手続の正しさ、方法の適正は欠くことのできないファクターだろう。