肩を竦めるアトラス

いくつか前のスレッド、日本を見る外国人たちの目
http://meinesache.seesaa.net/article/24533758.html
の中でアメリカ人ジェフさんが、「世界の警察である事に疲れた」って言ってましたね。

アメリカの力も無限じゃないです。
WW2直後に世界の半分を占めた国力も、他国の復興や発展で差が無くなってきました。
さしものアメリカ人も、天の重さに耐えかねる時が近いのかもしれません。

ギリシャ神話に出てくる、天を支える義務を背負った巨人アトラスみたいです。
たしか、小さなヘラクレスに重荷を押付けようとして失敗したんですっけ。
ヘラクレス >> 日本?(汗)
http://meinesache.seesaa.net/article/25326470.html#comment

 この小説は単純明快。世の中には二種類の人がいて、片方は有能で頭脳明晰、正義にあふれ、美男美女揃いで運動万能の産業家。かれらは世界を背負って立つアトラスたちだ。そして「その他」の人がいる。無能で愚かで、アトラスたちの成果に寄生するだけの、ねたみ深く醜い凡人ども。ところが現代は無償の愛だの譲り合いだのという低劣なお題目の下、愚鈍で下劣な凡人どもが税金だの規制だの国有化だのでアトラスたちを搾取しほうだい。本書はそれに耐えて頑張っていたアトラスたちが、福祉や民主主義の欺瞞に目覚めた偉大な指導者の下で一斉ストに入り、腐った社会の寄生虫どもを崩壊させるまでの物語だ。

http://cruel.org/asahireview/asahireviews11.html


 アメリカは、国際主義と孤立主義の間で絶えず揺れ動いてきた。今は表向き国際主義を標榜している。それは第二次戦後の世界秩序形成以降のことに過ぎない。
 我々がそうであるように、彼らもまた、彼らの目で、我々とは別の受容体から個々に世界を認識している。今後の国際情勢を考察するのであれば、彼らが、理想主義、自由主義とリバータリアニズムの水源から世界をどう見ているかという事も考慮しておいて良いのではないだろうか。