象と蟻の戦争

 DPRKは、然程の脅威ではないだろう。現下の問題は、最悪の事態において「我々が殺されるか」ではなく、「我々は殺すことができるか」だ。政府が国民のコンセンサスを得て、予算の都合をつけるということを含めて仮借なく行動できるかどうかが問われるだろう。ひ弱な脅威を排除することは、決して難しいことではない。それまでは、慎重に国際秩序に従って対処する。彼我の力の差はあまりにも大きく、それが覆ることなど考えられない。そして日本にはアメリカがいる。
 もし、ミサイルが何百人かを殺せば問題は一挙に解決する。その時、我々は「抗戦権」を手にするのだから。