虚像と実像
asahi.com:共謀罪法案、成立は困難 議長仲裁、背後に首相の指示�-�政治
総理自身の政治スタンスは、一般的に見られているよりは穏健なものだと思う。重要法案については自ずから慎重なのだろう。教育基本法改正についても、さほど関心がないようだし。前掲の記事*1との関連で言えば、素人的というか予断のない視座を持っている。手段がドライだからといって右派的な政治思想だとは限らない。ただ、周辺はそうではなく、ありがちな権力に対する阿りや自己の思想傾向の為に、議席数の多数などを背景に一部はこれを奇貨として縦横に行動している。
よく言われる外交問題についてだが、それは過去の経緯を考慮せず、ゼロベースで普通の感覚によって取り組んでいる為に、前提を覆されて不利益を被り、感情を害された国があるということだろう。従前のプロトコル(暗黙のプロトコル)を無視することは、非常識と言えば非常識だけれど。