過去の論稿

 中国に関する過去の論文のメモ。


Gerald Segal 「中国を過大視するのはやめよ」
Foreign Affairs - Does China Matter? - Gerald Segal
Foreign Affairs, September/October 1999 

中国を過大視するのはやめよ
ジェラルド・シーガル/ロンドン国際戦略研究所ディレクター

中国は、経済、軍事、政治のあらゆる面で過大評価されている。国際社会であたかも大国であるかのごとく振る舞う中国は、世界中にそれを真実だと信じ込ませてしまう舞台巧者だ。グローバル経済における重要度はブラジルと同程度にすぎず、軍事的にも大国とはいえず、中国の脅威といっても地域的なものにすぎない。また、政治的にも他国を魅了する要素もなく、相互依存に懐疑的な唯我独尊の国として敬遠されている。したがって、欧米諸国は、中国は潜在的な戦略的パートナーとして重視すべきだとか、中国市場で見込まれる利益は他の問題よりも優先されるべきだという幻想を捨てねばならない。

今後欧米は、「対中抑制(constrainment)」という新しいアプローチをとるべきであり、望ましくない行動を抑制することを躊躇してはならない。中国を単なる中級国家であると認識することが、問題解決の出発点なのである。

フォーリン・アフェアーズ日本語版 1999年9月号

Thomas G. Rawski 「中国経済への素朴な疑問」
"What's Happening to China's GDP Statistics?" By Thomas G. Rawski Revised September 12, 2001
 http://www.ichigobbs.net/cgi/JUMP.cgi?hwww.pitt.edu/~tgrawski/papers2001/gdp912f.pdf